「ニモ」大量養殖に成功

Bluesman2005-07-14

共同通信
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005071401000202
ファインディング・ニモの公開以来、乱獲のため生存数が激減していたカクレクマノミ。人工繁殖が極めて難しいとされている種なのだが、生存率95%を達成したらしい。

実際あの映画以来、安易に海水魚飼育を始める人が激増したらしい。ある日行きつけの熱帯魚ショップに行った時のことだが、お目当てのテトラマリン(人工海水)を手にとって会計に並ぶと、前には父親と二人の子供が。購入した魚を覗いてみると、カクレクマノミナンヨウハギ、ツノダシ、キイロハギ、ロイヤルグラマ、スリーストライプダムセル、スカンクシュリンプ・・・って、コレみんなニモが捕まって入れられた歯医者さんの水槽に入ってた魚じゃん!!
で、その父親らしき男が、「水槽に水入れてすぐ魚入れちゃってもいいのかい?」とか「海水なら塩多めに混ぜとけばいいのかい?」とか・・・もう聞いてらんない。
結局別の店員がその男に本格的に飼育法の説明を始め、自分は会計を済ませた。店長は残念そうな顔で、「今日中に全滅だな・・・」とつぶやいてた。売らないほうがいいんじゃないか?と言うと、言ったが子供が言うことを聞かずに泣き出してしまっていたらしい。しかしそんなんで子供に押し切られて、つくづく情けない父親だ、と思った。
これからは養殖されたクマノミがショップに出回るようになるのだろう。自然生息している種の減少を抑えられるのなら良いことだが、養殖魚とはいえ同じ生き物なのだから、とにかく初心者はきちんと勉強してから始めて欲しい。
そう言う自分の水槽では、昨日シリキが一匹死んだ。ボスのイエローにいじめられ続け、隔離や治療を続けたにもかかわらず、衰弱状態から回復しなかった。同時に買ったもう一匹は、巧く自分の場所を見つけて凌いでいる。