PDAのコト…


702NKを使い始めて約3週間。それまで活躍してきたNX70Vやh2210の代わりに、メインPDAとして活用していくために導入したアプリはAquaCalendar(PIM)とFExplorer(Filer)だけ。PIMについてはもちろんのコトだが、702NKのPIMはPalmのKsDatebookやPocketPCのPocket Informantと比べると明らかに低機能だ。それでも両OSの標準PIMをちょっと使いやすくした程度の使い勝手ではある。


さらに、もともと702NKには予測変換機能がついているが、コレがまた非常に賢いのだ。時には入力しようとする文章の最初の1,2語を入れた後は、予測候補として出てくる言葉や句読点を選択していくだけで、一文が完成するほどである。クリエやiPAQでもAtokDecuma、その他のいろいろな入力支援アプリを使ってみたが、ココまで賢い変換機能に出会ったのは702NKがはじめてだ。そしてソコにAquaCalendarを導入することにより、予定やタスクの入力のし易さや一覧性が格段に向上する。


ただ、PDAにどうしても勝てないところもある。それは画面の解像度、1画面に表示できる情報量の差だ。しかしこういう端末特有の欠点にこだわりすぎるとまたPDAに戻りたくなるので、ここは工夫と知恵で克服したほうが良い。自分の場合、記録する予定やタスクは必要最小限にすることや、出来るだけ少ない文字数でも内容を識別出来るように入力しておくこと…など。これでPIMの一覧性が上がり、入力も速くなった。


やっぱりハードに限界を感じた時には、安易に最新のハードに乗り換えるのではなく、自分のアタマで補っていくほうがずっとスマートだなと思う。別に手前味噌ってワケじゃなくて、貧乏人の苦肉の策なのだが…


今日、いきなりこんなエントリーを入れたきっかけは、先日ゆーまさんの紹介で知った、はっしーさんのこのエントリー。VisorDXが壊れてしまって702NKを使用中のはっしーさんは、702NKの弱点を補うべく、紙のメモ帳を兼用している。完璧なPDAというモノが一つもない今、こういう逆転の発想的な使い方こそが大事なのだと感じた。


モバイラーたる者、PDAに振り回されてはいけないな…と思う、今日この頃。


なんか、偉そうなこと言ってスイマセン。


※一つ追記
いくら702NKの予測変換が賢いとはいえ、自分は携帯電話特有のキー操作にはまだまだ慣れていない。しかし、先日仕事先の娘さんの女子中学生が、この702NKを弄くりながら、「うわっ、何コレ、バカッ速っ、チョー便利♪」とか言いながら、PCフルキーボードブラインドタッチ顔負けな一本指打法文字入力を披露してくれた時には驚愕。 コギャル孫ギャル、今までバカにしてスイマセン!って感じ。目指せ!じょしちゅーがくせー!!