音ブログとJASRACについて

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9/8から始め、まだ2ヶ月足らずの"silence in blue"が、ケロログの音楽カテゴリーで10位にランクインしました。自分の粗雑で未熟な演奏を多くの人が聴いて下さっていることを知り、非常に驚いています。向こうに書かずにココで言うのも何ですが、聞いてくださっている皆さんに心からの感謝を申し上げます。


でも、実は正直素直に喜べない心境です。ファイルへのアクセス数だけでランキングが決まってしまうため、頻繁に音をアップしていると必然的にランクアップしてしまうという点に疑問を感じます。例えば週に一度だけ完成度が高く素晴らしい曲を配信している人よりも、オレみたいにほとんど未完成なゴミみたいなものばかりを頻繁にアップしている方が、ランキングが上がりやすいということです。単に「アクセスランキング」なのだから仕方がないのですが… 実際自分よりも聴き応えのあるオリジナル曲を配信している方のサイトがランク外に消えてしまい、申し訳ない気持ちです。


もう一つは、タイトルにある通り「音ブログとJASRAC」について。上位ランキングにいる方の中には、プロの楽曲をカバーしたものが多いためにランクイン後に削除命令が下ってしまい、素晴らしい演奏の数々をやむを得ず削除している方がいらっしゃいます。自分がアップした曲の中にも該当するかもしれないファイルがいくつかあるので、少々不安です。もちろん削除命令が下れば従います。金払って許可とってまで配信するようなものでもないし、面倒なことになるのも嫌ですから。


しかしJASRACというのは、最近だとiPodの本体価格にまで課金をしようと動いている団体。飲食店などでライブ演奏を流したりする場合にでも曲の使用料として金を取るし、演奏会やダンス教室で使われる曲に対しても課金する。しかし、金を取っても著作者には僅かしか還元されていないと言う事実。こういう団体に非営利のアマチュア音ブロガーでさえも監視され、曲の使用料を徴収しようとしていることに納得できません。


趣味で音楽をやってて、同じ音楽が好きな誰かに聞いて欲しいと思う場合、ネットとブログは非常に便利な手段です。もちろんネット上で勝手にCDやライブ録音をDL配信するのは侵害に当たります。しかし、誰の何ていう曲かを紹介した上で、自分がカバーした曲を聞いてもらうことのどこがいけないのだろうと思うわけです。もちろん法律が絡んでいるので、こういう感情論を押し通すことは出来ませんが…


そんなわけで、オレもちょっといろいろ勉強したほうが良さそうです…

ケロログ:良くある質問Q&A
プロミュージシャンの曲のコピーや弾き語りなどをアップしたい
http://www.voiceblog.jp/_howto/faq.html

JASRACを考える
http://blog.livedoor.jp/jasrac1/

社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC
http://www.jasrac.or.jp/