トータル・フィアーズ

昨日の日曜洋画劇場、この映画久々に見た。トム・クランシー原作の映画は全部好きだ。一番好きなのは、「レッドオクトーバーを追え」なんだが・・・

真実を知らぬままに全面戦争へ向かうアメリカとロシア。もしかしたら、本当にこんな経緯で核戦争が勃発してしまうこともあり得るのではないかと心配になる。自国の安全を優先するために、相手に自らの武力を見せつけ牽制する。その影で真実を探り、それを伝えることにより停戦に導こうとするライアン。そのライアンが最期にホットラインでロシア大統領のネメロフに真実を訴える場面は、「レッドオクトーバーを追え」の発光信号通信の場面に似ていた。
喧嘩も戦争規模になると売る側も買う側も大変なんだな、と思う。ただ、第三者の私利私欲のために関係の無い2国が殺しあうなんてことは、絶対にあって欲しくない。

で、いい映画だけど突っ込みどころはたくさんある。
一つだけ言うが、核爆発なんであんなもんじゃねーよ。もっとこう・・・地獄絵図みたいな惨劇じゃないとな。ヒロシマやナガサキなんてあんな程度じゃなかったはず。ライアンもキャシーも大統領も生き残るはずねーだろ、ケロイド火傷でドロドロだよ。アメリカは自分達が日本に落とした原爆をあの程度にしか思って無かったってコトだ。
あ、も一つ。
主人公がベン・アフレックってのはどうかと、軽すぎるんだよね。どうしてもアルマゲドンのD・Jの雰囲気が抜けてないというか・・・もうちょっと渋い奴にやって欲しかった、って言うか、ジャック・ライアンのイメージは、俺的にはレッドオクトーバーのアレック・ボールドウィンだけ。
おーっと、も一つ。
F-16をもっと魅せて欲しかった。タキシングから離陸、地上ターゲットのHUDロックオン場面、爆撃後散開して帰投とか。
最期にも一つ。
ロシア軍もツポレフなんて出してないでスホーイ出せよ、Su-27。
以上です。

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