展覧会の絵/ムソルグスキー


いつも702NK関連ではお世話になっているてんどん雑記さんの今日のエントリは、ムソルグスキーの「展覧会の絵」について。原曲はピアノだが、オーケストラからシンセサイザー冨田勲)まで、様々な編曲がある。


そこで、オレのオススメはコレ



山下和仁がギター1本で完成させた「展覧会の絵」。オレがコレを初めて聴いたのは中学生の時。「キエフの大門」で鳥肌が立ち、ギターと言う楽器の凄さに初めて震えたのを覚えている。


基本に捕らわれ過ぎずに自由にギターを弾ける人って素敵だなぁ、と思わせる一品。そしてギターの表現力はオーケストラに勝るとも劣らないと興奮する一品。久しぶりに聴きたくなった。そう言えばiPodには入れてなかったな…


Amazonで見てみたら、オレが持ってるCDは取り扱いがない模様… 展覧会の絵が入ってるのはコレだけ…


展覧会の絵&火の鳥

展覧会の絵&火の鳥


っつーかっ!火の鳥まで弾いちゃったんですかっ!アナタはっ!! こうなったら、ホルストの「惑星」もやっちゃって下さいっ!!!


追記:呑みながらコレ聴いてました。今かなり涙腺が緩んでいる模様。この曲はギターを愛する人全てに聴いて欲しい。彼がこの曲をギターで編曲しようとした時、誰もがその挑戦をあざ笑ったものです。他の人ならギター独奏ならではの妥協を強いられたであろうが、彼はそれを妥協抜きで、ギター1本で再現した。ギターの神様と言われた人が居るが、それは一人だけじゃない。この人もその一人だと確信する。


ちなみに最近、ギター1本だからと言うことで妥協した演奏を聴きました。村治佳織の月の光(ドビュッシー)。iTMSで買いましたが、まさに妥協的な演奏でした。ギターでココまで出来れば十分だろ…みたいな演奏。たったの150円も無駄にしたような気分でした。


ギターは構造的にもピアノを越える弦楽器であり、オーケストラにも匹敵するパワーを秘めています。大げさだと思うなら、とにかく山下和仁展覧会の絵を聴いて欲しい。原曲を超える編曲に感動するはず。