Audacity覚書⑦


コレまでのシリーズを含むエントリはコチラ

Audacity覚書①〜
http://d.hatena.ne.jp/Bluesman/searchdiary?word=audacity%B3%D0%BD%F1&type=detail

■録音・編集時にメモリを節約する方法


昨日"silence in blue"に新たにアップロードした曲を作ってた時に気付いたコト。knoboruさんがAudacityでミックスしたエントリ(Happy Birthday Mr. ryo-n)で仰ってますが、どうやらマシンスペック、特にメモリ容量などが録音作業に影響するらしい。とりあえず作業途中で完成した複数のトラックを一つにまとめて書き出し、メモリを開放するために一旦アプリを落として再起動した後、先ほどまとめたトラックを読み込んで作業続行…という感じでメモリの負担を軽減できるはずだが…


Audacityの良いところは無限にアンドゥが出来るコト。しかしコレは同時に欠点でもあり、編集操作前の状態を全てメモリ上に蓄えていることになる。で、設定とかメニューとか探したら、それらしき項目を発見。「ビュー」→「履歴」で「アンドゥの履歴」というダイアログボックスが現れる。



行なった編集操作毎にアンドゥのための履歴を蓄えていて、場合によってはコレが結構な容量になる模様。この履歴をメモリ内からクリアできるようになっていて、何段階前までクリアできるかも指定できる。実際、試しにトラックを追加したり削除したり、エフェクトをかけたりした13回分の操作で、アンドゥ履歴のサイズ合計が147MBにまでなっていた。コレが全て物理メモリに居座っているとしたら大変なことになる。この履歴を消せばメモリが開放されるはず。もちろんアンドゥが効かなくなるので、良く確認してから実行した方がよい。


ウチのPCのスペックは低くはない(Pentium4 4.3GHz 2GB Ram)ので効果を体感することは出来なかったが、もし限界を感じた場合は試してみようと思う。