Audacity覚書③


前回はコチラ

Audacity覚書①
http://d.hatena.ne.jp/Bluesman/20060318/p2
Audacity覚書②
http://d.hatena.ne.jp/Bluesman/20060322/p1

Audacity、相変わらず勉強中。大方使用法は理解したつもりだが、ACIDでいつもやってた作業がどうも上手くできない。


ACIDでは一定のリズムや長さの音源を取り込むと、自動的にビートを識別してくれるため、テンポに合ったポイントや区画を選択してカットやペーストを行うことが出来る。例えば、リズムに合わせてギターのバッキングを延々と録り、最も上手く弾けている区画をビート単位できっちりと区切ってコピーし、その部分を連続ペーストしてバッキングのパートを完成させることが出来る。リズム隊を録る時には欠かせない機能だ。Audacityではこの操作をする方法がなかなか見つからなかった。


しかし、何とかそれっぽいことが出来るコマンドが見つかった。取り込んだリズムやパッキングを選択し、[解析(A)]→[Beat Finder]でダイアログボックスが現れる。Thresholdの初期値が85%になっているが、大きくすると長い間隔で、小さくすると短い間隔でビートのアタマを認識する。OKを押すと、もう一つのトラックが現れて、そこにビートの間隔を表すスケールが表示される。



これでビート間隔での編集作業がやりやすくなるのだが、ACIDのようにカーソルでクリックするポイントにクオンタイズがかかるわけではないので、上手くやらないとずれてしまう。波形表示を拡大して選択し、編集後ビートがずれていないかを確かめながら作業しなければならない。区切ったポイントがずれていた場合は何度でもUndoが出来るので、戻ってから選択のやり直しが出来る。


その他の基本的な編集は大体把握した。あとはエフェクト関係かな?例えばミックスダウン前に必ずかける残響効果など、リバーブの調整方法がまだ良く分かっていない。もうちょっと勉強する。


※追記
[編集(E)]→[スナップ先]→[スナップモードを有効]で、トラック内の1小節分毎に区切って選択することが可能。しかし選択範囲をそれより細かくすることが出来ない。